1.圧縮空気(2) | 2015.1~4.12 完了 | |
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昨年から続けているブレーキ関連の作業は今回から圧縮空気(2)~として分割して報告します。 a.15年1月に元空気溜めタンクを使用したブレーキ機能復活に向けて非公式側タンクのみに溜めることにしました。左右のタンク間に仕切り板を装着し、遮断しました(2015.4.12)。 b.元空気溜めからボイラ下を潜って公式側にでる配管で空気漏れが見つかり、パッキンの交換と再塗装を行いました。(2015/4/12) |
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2.圧縮空気(3) | 2015.4.12~5.10 完了 | |
a.元溜め空気タンクから調圧器に送る高圧側配管をゴム板で遮断しました。(2015/4/12) b.同じく低圧側も不要なのでブレーキ弁座横の出口で塞ぎました。(2015.5.10) |
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3.圧縮空気(4) | 2015.4.12~6.14 完了 | |
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a.キャブ下の空気分配弁に入口の接続部にも空気漏れが見つかりパッキンを交換した。(2015/4/12) b.パッキンと取付ける座金部は塵、埃や傷は無くし、ネジ山にはシールを張って注意深く組立てる。 c.空気分配弁の応答が弱い事から内部への給油を行うために後部タンク部を残し、手前部を分解,清掃、注油、組立をした。 (2015/6/14) | |
4.圧縮空気(5) | 2015.4.12 完了 | |
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a.ブレーキ弁座の下にある給気弁(空気圧を5kg/cm2前後に落とす)と減圧弁(同3Kg/cm2前後)の機能不調のため分解掃除を行った。(2015/4/12) b.まだ空気漏れは残っていますが元空気溜めの圧力計は7Kg/cm2を示すようになり、目標達成した。 c.動輪のシリンダーへ通じる弁を開き、空気を送ってみると、見事制輪子が動作した。(2015/4/12) |
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4.圧縮空気(6) | 2015.4.26~5.10 完了 | |
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a.圧力計のブレーキシリンダー針が振れないため、銅管を外した処ゴミが飛び出し急にエアーが噴出した。銅管の中が詰まっていたようだ。(2015/4/26) b.同じくブレーキ管側は詰まりが取れず、ステンレス針金を通して塵取りを試み、なんとか塵の噴出しに成功した。(2015/5/10)。 c.同様に重連弁も分解掃除をして、通気を確認した(2015/5/10)。 |
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5.給水温め器 | 2015.4.26~5.10 完了 | |
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a.温め器内に溜まった水の影響で、底が錆落ちボイラー側に落ちていたため、下部に積もった錆片の除去した(2015/4/26)。 b.残りの錆取り、錆止め及び黒塗装(2015/5/10) |
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6.ロッド磨き出し | 2015.5.10~ | |
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a.会長が公式(L)側、第3-4動輪間のサイドロッドを精魂込めて磨き出した。その後クリアーラッカーで錆止めした。上面は鏡面仕上げのように写り込んでいる。鉄独特の鈍く冷たい輝きは運用時以上の仕上がりとの評判だ。夏のイベントまでに公式側すべてを協同して磨き上たい。(2015/5/10) b.4人かかりで公式(L)側のロッド・バルブギヤーの磨き出し、灯油洗い、クリア塗装を完了した(2015/7/12) c.クリア塗装では1回の降雨に耐えられなく限界があるため他塗料を調査した結果試供品を貰ったので試行する事になりスライドバーと偏心棒に塗布した。(2015/12) d.上記塗布が2カ月以上の錆止め効果を発揮したため公式(L)側のクロスヘッドを含む全面的に塗布した(2016/2/26) 内側面の磨き出し作業 |
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7.汽笛配管交換 | 2015.5.24~6.17完了 | |
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非公式側のランボード上に置いた縦型空気タンク、これは圧縮空気による汽笛吹鳴に何年も役立ってきた。元空気溜めタンク(ブレーキ等用)を兼用し、且つ加工容易な耐圧ホースが見つかり、タンクを撤去できる見込みとなった。 a.担当者が集まり、購入部品を決定し、手配した。(2015/6/12) b.部品を入手したため臨時に担当が集まり、交換作業を実施した。その後0.4MPaでの汽笛を確認、0.6MPaまで上げてもホース等に異状が無い事を確認した。これによりランボード上のエアータンクを撤去出来た(2015/6/17完了)。 |
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8.非公式(R)側ボイラー | 2015/6/14~ | |
5年以上前の状態で塗装のひび割れや苔繁殖が見られたため、全面再塗装に踏みきった。 a.サンダーでケレンした上で錆止め塗料を塗った。やはり面積が広く、一日で黒塗装までは出来なかった。(2015/6/14) b.運転室公開日であったが赤いボイラーを気にされる方が多く、黒塗装に踏み切った。雨の降り出す前になんとか終了した。ランボード下部に未処理部が残っている。(2015/6/28)。 |
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9.圧縮空気(7) | 2015/6/17完了 | |
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ATS用に追加されたD.吐出弁はキャブ内にある電磁弁より、送られてくるエアーでブレーキ管のエアーを高速排出する(=非常ブレーキをかける)機器である。この付近でブレーキ管へ行くエアーが止まっているため、分解し、原因調査することになった。 a.周囲のナットを外した処、塞ぎ栓が見つかり、エアーが圧力計まで届かない原因が判明した。この塞ぎ栓は函館から橋本まで無火回送するに当たって挿入されたと推測される(2015/6/17)。 b.ついで、前方に向かっているブレーキ管に空気漏れが見つかり、鉄管が腐食し穴が空いていたため途中継ぎ目に塞ぎ栓を挿入した。(同日) c.更にキャブのテンダーへ向かうブレーキ管からも空気漏れが見つかったが、こちらはパッキン不良であったため交換処理を行った。これにより、自動ブレーキ弁操作でのブレーキ管圧力計の針も上昇し、機能を確認できた(2015/6/17)。完了 |
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10.キャブ下回り作業 | 2015/07/12~2015/07/26 | |
a.上記圧縮空気(7)で不完全だった分配弁内の接触面にピカール(ねり)を塗り、左上に見える遊動部を左右に摺り合わせる作業とキャブ下の銅管の磨き出し作業を行った(2015/7/12) b.酸化し、汚れの付いた銅及び真鍮製の管やナットに塗装を行なっている。良い意味でも、悪い意味でも保存機の雰囲気が出てきた(2015/7/26完了) |
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11.ランボード回り再塗装 | 2015/9/13~2016・1 | |
a.非公式(R)側キャブ寄りのランボード回りのケレンと錆止め塗装を行った(2015/9/13) b.冷却管の錆止め塗装を行なった(2016/1/10) c.キャブ下のケレンと錆止め塗装を行なった(2016/3/13) d.2016/1/10完了 |
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12.ドレイン排水弁 | 2015/9/13 | |
a.非公式(R)側のシリンダー下にあるドレイン(排水)装置を分解、清掃を行った。シリンダーからの排水は無なかった。(2015/9/13)完了 |