活動は定期的に月二回開催し、第二日曜日の補修作業と、第四日曜日の一般向け運転室公開（雨天中止)を行っています。準備及び後始末があるため作業時間は午前９時から午後４時３０分頃迄です。
補修作業は車体の状態を観察し、修理が必要な箇所を提示し、緊急度から作業順序を決めています。出来るだけ年間計画としてまとめ、準備から計画的に進めます。また公開時の運転操作をより動的に感じて頂くために、機能復元にも取組んでいます。
公開日の見学者は交通公園に隣接していることもあり、近隣の児童とその両親又は祖父母が中心ですが、遠方からの来訪者もいらっしゃいます。メンバーの半数は６０才以上ですので、鉄道にまつわる思い出や体験談議に花を咲かせて下さい。
運転室内に入り、本格的な運転操作ができる保存車両は全国的にも稀なため、昔憧れた運転操作を体験出来、大変喜んで頂いています。横浜線淵野辺駅から3分という恵まれた位置にあり、気軽に立ち寄れますので是非ご来訪をお待ちしております。
D52 235号機は相模原市立鹿沼公園に設置されて以来４０年以上経過し、屋根がないため腐食が進んだ状態になっていました。子供の頃に見た雄姿を復活したいと初代会長が立ち上がり、賛同する有志と共に、ボランテイア活動として「相模原D52保存会」が結成されました。
当初は地元版や地元新聞に取上げられましたが、以降、細々ではありますが、根気強く活動を続けてまいりました。
再び走らせる迄に復元は出来ませんが、メンバーの技能や知識を持ち寄り、D52 235号機の活躍していた頃の姿に近づけるべく復元し、擬似運転体験が出来るまでになりました。
２０１３年からは公園内で開催される地元の夏祭り（大野北銀河まつり）と連携公開を始めました。今後も親しみ、懐かしみ、体験できる様に活動を続けてまいります。
運転室に入って、機器の説明、給炭作業や運転方法を説明しています。
公開活動(詳細)錆の除去、塗料の剥がれ等と再塗装を行います。、錆のために脆くなったり、穴が開いたりした鉄板を切り取り、新たに鉄板を貼り付け、穴や段差を埋めて再塗装します。
補修活動（詳細）見学者に喜んで貰える様に、擬似運転環境を整備します。走行は出来ませんが、運転操作で使用する加減弁、逆転器、ブレーキ弁等を整備し、空気圧による汽笛、ブレーキ操作等を復元しました。今後も進めていきます。
機能復元(詳細)会員が保存会以外の活動を紹介する場を設けました。新たに始めるには時間がかかりますので焦らずじっくりとお待ちください。
相模原D52保存会は、現在約15名の会員がボランティアで活動をしています。
・活動日は、第二(補修）、第四(公開）日曜日です(雨天中止)。ほかに期日が迫った時や予定作業が完了しない場合に臨時で作業を行う場合があります。作業時間はおおよそ9時から16時30分で、鹿沼公園にて定例活動を行います。昼食後に連絡事項伝達等の打合せを行います。まずは様子を見た上でも、修復作業のみ、見学者案内のみの参加も可能です。
・不定期活動として、鉄道関係の施設等の見学会等を行ないます。
この機関車を大切に残したいと思う有志が集まり、自分達が出来る事を、出来る範囲で行っております。
ボランティア活動ですから、一切の報酬はありませんし、交通費や作業着それに工具等も自前です。それでも、少しづつ綺麗になっていく機関車を見ると、活動をしていて良かったと思います。公園を訪れた子供達の笑顔や反応が、何よりの報酬です。お金では買えない、ささやかな体験が出来る事に、感謝しながら活動を続けています。
作業内容：公開作業は見学者の案内・安全誘導・機器説明・写真撮影支援等。修復作業はゴミ掃除、車体清掃、塗装剥がし、塗装、銅管磨き、機器の分解掃除等。
入会条件：D52の保存活動に興味を持ち、協力して行動できる方。性別不問。
現在は１０代前半から７０代迄幅広い会員が在籍しています。
活動に興味をお持ちの方は活動日に機関車周辺にて作業中の会員にお声をお掛け下さい。相模原D52保存会の概要、活動内容をご説明致します。お試し参加も歓迎します。Ｅ－ｍａｉｌからは下記のアドレスから、スマホではＱＲコードからも可能です。
ぜひ一度、鹿沼公園に足を運んでみて下さい。日本最大のⅮ５２の勇姿が皆様をお迎えします。